代々木に「最強のバターコーヒー」というお店ができた、というLINEニュースを読んで、バターコーヒーって何?と思って調べたら、この「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を読むことに!
実は「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」は、たびたびAmazonからおすすめされていたのですが、スルーしておりました。
シリコンバレーをつければ売れると思ってるんじゃないの~?
という疑惑があったためだったからなのですが、ネットで調べているうちに、これは原典を読まなければ!という気になったのです。
元ハッカーが挑んだダイエットの常識うそ!ホント?
著者はIT企業の起業家で、元ハッカー。自らのダイエット経験を通じてたどり着いたのが「完全無欠ダイエット」という方法です。
子どもの頃からぽっちゃりだった著者は、シリコンバレーで成功をおさめたころには140キロまで成長しており、頭のなかはもやもやして、仕事への集中力を欠いている始末。
肥満から健康を損なっていて、甲状腺にも異常が見られました。
そんな体調から脱するために、さまざまなダイエット法を実践し、大金も費やします。
しかし、20キロはやせてもそれ以上は体重が落ちない!
最も体重が減ったのは炭水化物を食べない、いわゆる「炭水化物ダイエット」だったそうです。
結果に満足ができなかった著者は、自らダイエットの常識を解明していこうと考え、実践していきます。
取り入れたのはハッカーの手法でした。
入り込めそうな穴を見つけては、ひとつひとつ潰していくという根気のいる作業です。
著者は、自分の体を使って科学的検証も行っています。
その結果、「完全無欠フード・ディテクティブ(Bulletproof Food Detective)」というアプリを開発してしまいます。
このアプリは、身体にあわない食物(アレルギー物質)を体内に取り込むと、食後に脈拍数が16回以上増加するという研究結果にもとづいたものです。
「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」では、ダイエットの常識とされていることが、広告がかたる嘘と欺瞞に満ちていることを次々とあばきます。
その根底にあるのは、「炎症」を起こすかどうか。
人体は、ささいな刺激で、さまざまな場所に炎症を起こします。
その炎症からアレルギー反応が出る人もいれば、病気になる人もいます。
ちょっとした体温上昇や下降は、もしかすると炎症によるものかもしれないのです。
その炎症の原因となる物質を食べないことで、やせてIQがアップすることを示したのが「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」なのです。
「完全無欠ダイエット」とは?
大金を投じて知りえたダイエットのノウハウが「完全無欠ダイエット」です。英語ですがサイトとブログがあります。
https://blog.bulletproof.com/
著者は、今ではバイオハッカーとして、著名人やセレブのダイエットを指南しています。
さて、その著者がたどり着いた「完全無欠ダイエット」とは、どんなものなのでしょうか。
1.完全無欠コーヒー(バターコーヒー)を朝食代わりに飲む
朝食には、バターとMCTオイルを加えたコーヒーを飲みます。コーヒーはオーガニックなものがおすすめとありますが、特に中南米産が良い、と著者は書いています。
理由はカビ毒が少ないから。
乾燥したり貯蔵されたりする食物はカビが生えるリスクが高く、栽培土壌でカビてしまう食物もあります。
このカビ毒が、身体に与える影響は甚大なものだと著者は主張します。
しかし全くカビ毒のないコーヒーを探すのはとても難しいため、日本ならスペシャルティコーヒーを選ぶべきです。
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人工飼料を食べて育った(グレインフェッド)牛のミルクは、抗生物質や穀物によって、簡単に書いてしまうと、汚染されているためです。
ただでさえバターの品切れ、高騰の日本において、グラスフェッドのバターを探すのは至難の技ですが、ネットで買えます。
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無塩バターを買ってください。
わたしは、近所のスーパーでエシレ・バターを購入しました。
そして、最も重要なのが「MCTオイル」です。
ココナッツオイルをさらに濃くしたもの、と考えてください。
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コーヒーを紙フィルターではなく、フレンチプレスで淹れてから、バター10グラム~20グラム、MCTオイル大さじ1杯をくわえ、グラインダーで混ぜます。
つまり、乳化させてカフェオレのような状態にします。
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これを飲みます。
MCTオイルは下痢しやすいので、はじめての方は少なめでスタートするとよいです。
2.食事はランチと夕食の2回にする
朝食は完全無欠コーヒーにすることで、前回の食事(前夜の夕食)から18時間は食事をしないことで、断食状態になります。この時間が重要だと著者は書いています。理由は「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を読んでくださいね。
そして、ランチと夕食は6時間以内にすること。
夕食が8時なら、ランチは2時という具合です。
3.完全無欠な食物を食べる
ネットでバターコーヒーについて調べていたとき、食べるものは何でもいい、みたいに書いてある記事をいくつも見ましたが、それはダイエットが終わった後のことです。「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」には、毎日食べたい完全無欠な食物と、絶対に食べてはいけないハイリスクな食物があることが書かれています。
完全無欠な食物の代表が、コーヒー(ポリフェノールが豊富)、グラスフェッドバター、MCTオイルであることはいうまでもありません。
絶対に食べないほうが良いものの代表として小麦があります。
白米は完全無欠な炭水化物なので、日本人にはうれしいですね。
意外なものとして、大豆はハイリスクに分類されていることです。
理由は大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするためです。
著者は、代替ホルモンとなりうる食物や加工品を食べることを避けるべき、という考え方なのです。
もちろんカビ毒のリスクが高いことも理由になっています。
4.タンパク質を食べない日は炭水化物をたくさん食べる
2週間の完全無欠ダイエットの間に、週に1日、タンパク質を食べない日を設けます。この日は、炭水化物をたくさん食べます。
白米ならお茶碗2杯分くらいまでOKとのこと。
炭水化物は良質な睡眠を助けるので、通常の日でも、夕食に炭水化物を食べます。
「夕食に炭水化物をとらない」
という人、多いですよね。
わたしもそうでした。
ところが、シリコンバレー式では、夕食に炭水化物を抜くのは間違っているのです。
私の経験ですが、夕食に炭水化物(白米)を食べても、完全無欠コーヒーを飲んでいると、体重は増えません。
不思議なことですが、事実です。
良質な睡眠の妨げになるものはいくつもありますが、質の良い睡眠をとらないと、脳の機能修復が不完全になるため良くない、とあります。
脳で起きている炎症を回復させるためには、(炎症を起こさない食べ物を食べることが前提ですが)、睡眠が重要なのです。
脳の機能を回復し、やせやすい腸内環境を作り出す
完全無欠ダイエットが目指しているところは、やせやすい腸内環境をつくることと同時に、脳の機能を回復することです。知的な人間の脳である大脳新皮質は、脳のもっとも外側にありますが、まちがったダイエットをしていると、ここまでエネルギーが到達しません。
内側にある、古い脳から順番にエネルギーが使われていきます。
外側の大脳新皮質にまでエネルギーを充填させることで、脳の機能改善を行います。
そのためには脂質でできている脳に良質なバターやオイルを与えて、機能修復を促進させ、糖質(炭水化物)を夕食に食べてエネルギーを補給します。
今までのダイエットには、脳の機能を修復して高める、という視点が抜けていましたが、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」では最も重要なこととして、たくさんのページが割かれています。
食べてはいけないハイリスクな食べ物とは?
最後に、完全無欠ダイエットで食べてはいけない食べ物を紹介しておきます。1.食べてはいけない野菜
大豆、缶詰の野菜、フレッシュではないとうもろこし(納豆は大丈夫です ^^) _旦~~)
2.食べてはいけない脂肪・油
マーガリンをはじめとする人口トランス脂肪、遺伝子組み換え穀物油、市販のラード、さまざまな植物オイル(オリーブオイルは除く)
3.食べてはいけないタンパク質
チーズ全般、加熱殺菌された乳製品、養殖のシーフード(水銀が多く含まれるため)4.食べてはいけない乳製品
すべてのチーズ、粉ミルク、乳製品代用品、コンデンスミルク、エバミルク、市販のアイスクリーム、低温殺菌のミルク、ヨーグルトなどなど5.食べてはいけないナッツ・豆類
ココナッツ以外はすべてダメ6.食べてはいけないでんぷん質
小麦、とうもろこし、あわ、きび、コーンスターチ、そばの実、キヌア7.食べてはいけない果物
レーズン、ドライフルーツ、ジャム、ゼリー、缶詰(カビ毒と果糖・ショ糖を排除するため)
8.食べてはいけない調味料・スパイス
市販のドレッシング、スパイスミックス、グルタミン酸ナトリウム、固形ブイヨン、味噌、たまり醤油、豆腐9.食べてはいけない甘味料
アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム、果糖、濃縮果汁、高果糖コーンシロップ10.飲んではいけない飲み物
豆乳、大量生産品のジュース、ダイエット飲料、加糖飲料、アスパルテーム飲料、スポーツドリンク、低温殺菌牛乳11.飲んではいけないアルコール
ビール、赤ワイン(基本的にはアルコール全般がNGですが・・・)
幸いなことに、わたしが引っ掛かったのは、養殖のシーフード、味噌、豆腐、そばの実、果物、アセスルファムカリウムくらいでした。
完全無欠の食べ物を普段からよく食べていたみたいです。
しかし、体重は減りません。
その理由は、アルコールと良質な脂質だと思っていたバターがグラスフェッド(牧草育ち)ではなかったことかな、と思いました。
もちろんMCTオイルは、今回初めて口にしたので、脂肪をエネルギーにかえるきっかけがなかった、とも言えます。
野菜はほぼ完全無欠ですが、ニンニクや玉ねぎは脳を混乱させるらしいので本当はNGですが、ハイリスクとまではなっていません。
野菜は、体質もありますが、なんでも生で食べればいいわけではないようです。
くわしくは「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を読んでください。
おもしろくて一気に読むことができます。
シリコンバレー式 自分を変える最強の食事 | ||||
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