山田 壮夫
コンセプトのつくり方 たとえば商品開発にも役立つ電通の発想法 | ||||
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アマゾンでの売り上げランキングも上位だし、友人も読んでたし、で、気になっていたのですが、ネットで購入するのはためらわれた本です。
ところが久しぶりに広尾の本屋さんに行ったところ、本書が目についたとたん、がぜん気になりました。
ハードカバーなのに新書サイズ。
ニンジンカラーのデザインも、手に取ってくれ感あります。
おまけにポケットに入りそうなくらい薄い!
本屋で本を買うのも、たまには良いなと思いました。
コンセプトを考えるときの教科書
本書に通底していることは、「人と同じことをしてもダメです、もうかりません」というものです。そのために、様々な視点をもつこと、裏返してかんがえてみること、データに振り回されないこと、といった事柄が、たくさんの事例をもとにして積み上げられています。
その点では、コンセプトを考えるときの教科書のようなものなのですが、本書は「ひとりで人生をかけて考える」ことのきびしさや孤独を伝えているのかもしれないな、と思いました。
本書は、企画とか商品開発とかを担当している方が手に取りたくなる本ですが、わたしは、ぜひとも経営者に読んでほしいと思いました。
政府がすすめる地方創生では、プロフェッショナル人材が地方に足りないから首都圏から送り出そうとしています。
それはそれでよいと思うのですが、まずは経営者が、ご自分で取り組んでみることも必要だと思うわけです。
さーっと、簡単に読めてしまいますが、エッセンスがぎゅっとつまった本なので、すぐにほかの本に浮気しないで、手元に置いて、何度もパラパラしたくなりました。
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