ベネッセで小論文のメソッドを開発した方による「伝わる・揺さぶる!文章を書く」読了。
わたしは、2001年に刊行されて2015年に増刷された第1版45刷というものを手にしました。
超がつくロングセラーです。
伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書) | ||||
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本書では、文章を論理的に伝えるために書く方法論を、詳しく解説しています。
さすが、小論文対策のメソッドを開発した方らしい文章です。
文章を書くのが本当に苦手な人は、手に取って読むことをおすすめします。
なぜ自分の文章がダメなのか、明らかになるでしょう。
しかし、文章を書くことが仕事になっている人には、ちょっと物足りないかもしれません。
たとえば、直感的に理解できる言葉の選択や、相手の立場になって書くといったことなど、文章をよく書いていて、しかもそれが仕事になっている人には、「もう知ってる」という印象を与えてしまいそうです。
本書には丁寧な解説と説明があり、そして文章からは情熱が伝わってきます。
そういうものが「ウザい」という人には、最後まで読み進めることができないかもしれません。
全体から伝わってくる熱量のボリュームが、「伝わる・揺さぶる!文章を書く」をロングセラーにしている感じです。
文章をよく書いている人にとっては、自分の書き方をおさらいするつもりで読むことをおすすめします。
新しい発見があるかもしれません。
「働きたくない」というあなたへ (河出文庫) | ||||
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