ユニクロの柳井正さんの「経営者になるためのノート」読了。
「SNS時代の文章術」といっしょに購入したのですが、A4サイズで1センチ以上の厚さがあるため持ち歩きできず、なかなか読む時間が取れませんでした。
ですが、どうにか読了して紹介したかったのです。
その理由は、働く人なら絶対に読むべき、と感じたからです。
経営者になるためのノート | ||||
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やらされているのか自らやっているのか
好きでもない仕事をやらされてる、と思う前に、自分自身の考え方や行動を見直してみたら、とは卒業生によく言うセリフです。しかし、どうすれば行動を見直すことができるのか、どのように考えればやらされ感がなくなるのか、については、うまく説明できないような気がしていました。
やっぱり、ポジティブにとらえることができる脳を持っているかどうか、なのかな。
なんて、思っていたわけです。
生まれながらの考え方のクセ、環境によってつくられた考え方のクセが、人生を左右するだろうと。
本と対話するように読む
ところが、本書の冒頭、著者はこんなことを書いています。自分の血となり肉となるようにするには、本と対話するようにして読むことが必要です。
書いてあることに対して「自分だったらどう考えるか」「自分の組織だったら、どのようなことがあてはまるか」といったように、自分に問いかけ、自分の考えを書き記すようにして読むのです。そうか、そんな風に本を読むのか、柳井さんは。
わたしは、どんどん読み進めてしまいたい、単なる知識吸収型なので、読んだその場で立ち止まることが苦手です。
しかも、書き込んだり、線を引いたりすることも好きではありません。
書き記すこと。
これが、意識を変えたり、行動を見直したりするには、とても重要なことなんですね。
自己変革のためには書いて記憶する
書いたほうが脳に記憶されやすい、というリサーチ結果もあるくらいで、自己変革にはもっとも効果的だと、さまざまな本や論文で言われています。やらされ感たっぷりの仕事も、視点をかえれば、自分にとってメリットもあり、自分でクリエイティブなものに変えることもできる。
そのためには、まず書くことから始めなければなりません。
書くことで客観視できるからです。
余白に書き込めるノートタイプの本
本書は、ノートです。読んで、線を引いて、余白に書き込めるようになっています。
また、各章には、セルフチェックページがつくられていて、自分なりに書き込むことができます。
ですから、何度でも読み返し、そのたびごとに感じたことを書き込んだり、自分自身の仕事のやり方を見直すことができるようになっています。
そうして、自分自身をつねに見直し、経営者視点をもつことで、やらされ仕事がやりたい仕事にかわるきっかけになると思います。
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